川崎フロンターレvs貴州人和でのゲーフラに関する中国マスコミの文章を和訳してみた

全くblogを書く暇がなくて、久しぶりの投稿となりますね……今回はACL川崎フロンターレvs貴州人和でのゲーフラに関する中国マスコミの文章を和訳してみました。

背景

川崎フロンターレは2013年のJリーグで3位になったため、ACLAFC Champions League)に参加しています。その初戦であるホーム等々力競技場で、とあるフロンターレサポが出した"胜利是我们的,茅台酒是大家的"(和訳すると「勝利は我々の物、茅台酒は我々の物」となります)というゲーフラが話題になり、中国メディアにも取り上げられました。

(経緯とかその辺りはドメサカ板まとめブログでも見ていただけるとわかりやすいかも。 http://blog.livedoor.jp/domesoccer/archives/52073318.html

それが自分のTwitterのタイムラインでも話題になっていたのですが、記事が中国語で何を書かれているか分からん!とのことだったので、意訳してみることにしました。

(ちなみに僕自身は大学時代に中国語を習っていただけで、生業にしているわけではないですし最近は使っていないので、誤訳があるかもしれません。しかも追加情報を書くと、授業も一度「D(要は不可)」で落としてます^^; そんな劣等生の意訳なので誤訳があると思います、知見のある方はご指摘いただけると非常に助かります)

 

というわけで和訳してみる。

(全文はこちら→ http://sports.163.com/14/0226/18/9M1ESNSU00051C89.html#p=9M1H5VPR0B6P0005 )

途中、文頭に※が書いてあるのは、僕個人のコメントです。

 

川崎前锋球迷中文标语鼓舞斗志:茅台酒是大家的!

川崎フロンターレサポの中国語ゲーフラで闘志をあおった:茅台酒は我々のものだ!

※标语は直訳するとスローガンという感じですが、サポにとってはゲーフラの方がわかりやすいかなあ、と

 

贵州人和客场挑战日本的川崎前锋,有日本球迷打出中文标语“胜利是我们的,茅台酒是大家的”为川崎前锋助威。

貴州人和がアウェイで日本の川崎フロンターレに挑んだ際、ある日本のサポが川崎フロンターレの応援のために中国語の「勝利は我々のもの、茅台酒はみんなのもの」というゲーフラを出した。

 

2月26日,亚冠小组赛首轮继续展开争夺,贵州人和客场挑战日本的川崎前锋,赛前前往川崎现场助威的日本球迷打出中文标语“胜利是我们的,茅台酒是大家的”为主队助威。

2月26日、ACLグループリーグの初戦、貴州人和がアウェーで日本の川崎フロンターレに挑んだ際、試合の前にスタジアムのホームサポがホームチームの応援のために「勝利は我々のもの、茅台酒はみんなのもの」というゲーフラを出した。

 

2012年亚冠联赛第四轮,广州恒大主场与柏太阳神的比赛激战正酣之时,广州球迷在看台上打出一条雷人标语,上面赫然写着“钓鱼岛是中国的,苍井空是大家的”几个大字,而且还配上了日语翻译,显然这专门是为了让日本球员和球迷看到。

2012年、ACLの第4戦に広州恒台と柏レイソルのホーム戦が正におこなわれているとき、観客席にいた広州サポが突然、標語を出した。そこには「尖閣諸島(釣魚島)は中国のもの、蒼井そらはみんなのもの」と書かれていて、また日本語に翻訳した文字も出したため、(わざわざ)はっきりと日本選手とサポーターに分かるようにしたのだ。

 

※今回、「标语」を「標語」と書いたのは広州戦で出たのがゲーフラとは言いがたいなあというイメージの物でしたので……(参照:http://rocketnews24.com/2012/04/19/204877/

※「看到」ですと「見える」ですけど、文脈を考えると日本語にすることによって日本人も分かるようにした、という方がわかりやすいかなと思います。

 

恒大如此霸气的标语很快在日本国内引起反响,有球迷称“原来中国人还挺懂幽默的嘛,横幅都打出来了啊,忍不出笑出来了”,还有球迷调侃说:“看起来有必要为了钓xxx鱼xxx岛牺牲苍井空了,要不酒井法子也一起打包算了?”

広州のこのようなスローガンは素早く日本国内で反響を巻き起こした。あるサッカーサポは「元々、中国人はユーモアが分かる人たちなので、横断幕が全て出てきたとき笑いをこらえることができなかった」、またあるサッカーサポはからかいながら「尖閣諸島(釣魚島)のために蒼井そらを犠牲にするのなら、酒井法子も持ち帰るのをあきらめたた方がいいんじゃない?」と言った。

 

今年亚冠首轮贵州人和客场挑战川崎前锋,不知道是否日本球迷是向恒大球迷学习到了灵感,打出了“胜利是我们的,茅台酒是大家的”的标语,而且直接是用中文书写。不过虽然日本也有酒文化,但最喜欢的是清酒

今年、貴州人和がアウェイで日本の川崎フロンターレに挑んだ際、日本のサッカーサポが広州のサッカーサポにインスピレーションを得たのかは分からないが、「勝利は我々のもの、茅台酒はみんなのもの」という標語を直接、中国語で書いて打ち出してきた。しかし、日本にもお酒の文化はあるけれど、最も好きなのは日本酒である。

 

此外,看台上还有球迷打出了“知己知彼者百战不殆”的横幅,这句话出自《孙子·谋攻篇》“知己知彼,百战不殆”。《孙子兵法》在日本的传播可谓源远流长,迄今已有1000余年,这位打出横幅的日本球迷看来对此也有所研究。

このほかに観客席の上にはあるサポが「己を知り、敵を知れば百戦危うからず」という横断幕を出しており、これは「孫子・謀攻篇」の「知己知彼,百战不殆」から取った言葉だ。「孫子兵法」が日本に1000年以上前から浸透しており、横断幕を出した日本のサポは「孫子兵法」も少しは研究していると見える。

 

訳し終えてみて

まあ、ところどころ上から目線を感じる部分があるにせよ、普通の記事ですね。まあ、中国語で書かれた時点でフロンターレに対する応援もあるけど、ユーモア返しであることを確信しろよ、と少し思いましたが(^^; ところどころ、そこまで日本人は考えていないのになあ、という部分はあると思いますが、そこは日本での中国に関する報道に関しても同様なので、あまり人のことは言えないですね。

 

補足しておくと、今の中国人にとって蒼井そらが非常に人気のある有名人ならば、少し前の中国人に非常に人気がある日本人アイドルと言えば酒井法子でした。麻薬事件の際に少なくない中国人がショックを受け「中国に来れば良かったのに」という言葉も出てくるほど人気があります。

 

あと、茅台酒とは中国にある高級焼酎です。アルコール度数は50度〜60度程度だったと思います。よく北京で飲まれている「白酒」と同じ部類に入りますが、匂いが独特なので好き嫌いが別れるお酒ですね。

 

アウェイ貴州戦に行くことは出来ませんが、もし行けるのでしたら今回のゲーフラのお返しをしてもらえないかなあと個人的に楽しみにしてます。

 

文化祭

2週連続で文化祭に出かけていった。1つ目は米澤穂信さんの講演会があったので、中央大学の学園祭へ。

 

http://instagram.com/p/gMwJ3UgsaF/

米澤穂信講演会直前。すでに満員気味。

 

謎と小説〜ミステリができるまで〜という題名だが、どちらかというと技術寄りの内容ではなく、米澤さん自身の人生を振り返るお話。その他、質疑応答が長時間活発に行われ、米澤さんは全てにある種、誠実に答えていた。(《古典部》シリーズで奉太郎とえるは最終的にくっつくのでしょうか?という質問に対して、著者がそれを答えるわけにはいかないでしょう(笑)と軽くかわしたり、相手の気分を害さないように質問に答えていく姿が印象的だった)

 

終わった後にキャンパスを回ってみた。中村憲剛の母校で、おそらく彼もここを歩いていたときがあったんじゃないかな、と思ったからだ。講演会終了に時間がかかったので文化祭の終わりの気だるい雰囲気がそこかしこに見られた。そして、お客さんを楽しませようと言うより自分たちが充実感を得たということを優先しているんじゃないかという内輪向けの空気が流れていて、いたたまれなくなってさっさと帰ってしまった。

 

そして、昨日は友人が勤めているインターナショナルスクールの文化祭に行ってきた。

 

http://instagram.com/p/gex6fDAsed/

高校生によるパフォーマンス。うまいねえ。

 

インターナショナルスクールに初めて行ったので、どんな雰囲気の文化祭なのか分からなかったんだけど、これがなかなか良かった。ハロウィンの延長のような感じで教職員や生徒が仮装しているんだけど、大学の学園祭にありがちな客寄せのために可愛い子に着せてみましたという感じは皆無で、みんな、この空間を楽しくしようとしていたのが非常に好印象だった。なんというか、良い意味で健全だなあ、と感じていた。

 

双方共に来てくれたお客様のためにという部分と自分たちが楽しいということを両立させながら企画を立てているということは一致しているのに、なぜこうも受ける印象が違うのか。そこにはコミュニケーションに関する今までの体験とかが関係してくるのか、などなど考えることが多い一日でした。

 

Kindle PaperWhiteを買いました。

http://instagram.com/p/fxRCIdAsTm/

 

Kindle PaperWhiteを買ってみた

自分で自分の誕生日プレゼントを探した結果、Kindle PaperWhiteを買いました。未読の本がたまってきて、行き帰りのバッグに入れる本の重量に耐えられなくなってきたので。今までは、サッカーの遠征とかで大量の未読本を持ち込んで、移動時に読みあさり旅行先から宅配便で自宅に送りつける(そして、空けたスペースにお土産を詰め込む)ということをしていたのですが、結構大変なんですよね。なので、軽くて持ち運べる物が良いなあと。楽天kobo、Sony Readerと比較してみたのですが、自炊は個人的に性に合わないので(本を裁断するのに罪悪感が伴うので)、Kindleかなあ、と。あと、ストアのインターフェイスがPCで見ていてシンプルだったので、これは良いなと。楽天はごちゃごちゃしていて、Sonyは今までの経験上レスポンスが遅そうでストレスがたまりそうだったので、Kindleに。(あと楽天とSonyはいつサービス終了するか分からないのが怖い)

 

箱を開けてみて

びっくりしたのが、説明書がないこと。電源はここ、という場所がって書いてあるだけなんですよね。やはり職業上、モノ作りの現場に携わってきて、ヘルプ、説明書はいつでも完璧なほど用意しているので、そのシンプルさは良いなと。ほぼ機能がないからできることだと思うのですが。日本だとすぐに多機能化とかしてしまうので、それは勘弁してほしい。そういったことに感心しつつ言語、wifi、amazonアカウントの入力などを済ませて、登録完了。(最初にabgに対応しているだろうと思っていたら、bgしか対応していなくて、aがどこにあるんじゃー、と探し回っていたけど……)その後、1-click設定をPCの方でしていなかったせいでアカウントと紐つけたんだけど、書籍が購入できないという顛末に。ただ、エラーメッセージにここへ電話しろという電話番号が出てきたので、サポセンに電話して解決。24時間365日動いているのかと思うと驚きました。本を連続して購入しているとレスポンスが悪くなったので、2回ほど再起動しました。でも、クレジットカード会社から本人確認の電話が来るほど購入したので(40〜50冊くらい?)、仕方ないかも。

 

いくつか読んでみて

小説、マンガ、ビジネス本などを中心に購入しましたが、今のところは特に違和感がないです。嬉しいのは寝床で読むときに目が疲れにくいことですかね。ページめくりとかもマンガは結構かかるかなと思っていたのですが、割と素早い。あまり紙の本と変わらない。

 

あと、重さが気にならない。200g程度だと、やはりいいなあ。タブレットだと、アプリ更新しなくちゃとかいろいろなことに気を取られて時間が取られがちなんだけど、それがないのはいいなあ。

 

欠点としては入力インターフェイスがこなれていない。予測変換の精度も悪いですし、ストアで本を検索するときにちょっといらっとしてしまう。また、入力と表示がワンテンポずれるので、不便。このあたりは、まだまだ改善の余地はありそう。

 

あとは端末の容量に関しては異論がないのですが、フォルダ(Kindle上ではコレクション)がクラウド上で保存できるようになっていてほしいなあ。端末の容量が多いほどいいかと言われると個人的には疑問で探索に時間がかかりすぎる。なので、クラウド上に購入情報があるので、随時読みたい本を入れ替えるというのは良いんだけど、消去してダウンロードするときにシリーズ物ならシリーズ全てダウンロードしたい。なので、コレクションをアップできるようにしておいて、それをダウンロードできるようになれば入れ替えが非常に楽になるかなあと。

 

で、本の品揃えに関しては?

たぶん、どのストアでも同じだと思うのですが、売れている本に関してはあるんだけど、専門的な本になると厳しい。技術系だとO'Reillyとかは積極的にPDF販売しているので、購入して必要に応じてKindleに送ればいいかなあと考えているんだけど、ビジネス書とか小説とか思想系の本とかやはりまだまだ足りない。特に売れ筋じゃないんだけど、確実にその道を選ぶならば読んでおけ的な原典が買えると便利だなあと思います。

 

最後に

Kindleを買ってみて、書店がなくなるのではないかという意見が理解できるようになりました。読書量が多い人ほど、電子書籍端末で購入するという風潮に変わっていくと思います。単純に本屋で買って置いておくだけのスペースがないからです。BookOFFで売るという手があるのですが、それは出版社および作家さんにお金がいかないので躊躇してしまいます。電子書籍端末であればデータを消去すれば良いので(他の人に回らないので)特にそういった問題は発生しません。カラー情報が多い児童書や書き込む必要がある参考書等は紙の本でないとまだまだ表現力や機能に差があるので、そういった面では紙の本の出番はなくならないと思いますが、それは例えば児童書ならばキッズコーナーで売れば良いし、参考書ならば学習塾などで売れば良いと考えると総合的な本屋としての価値はなかなか難しそうです。カラーのe-inkの技術開発、おそらく色再現性と描画速度の高速化がネックかと思いますが、が進んでも児童書や参考書などはなくならないかなあと個人的には感じます。(アイドル写真集とかグラビアとかはどの程度の人が品質を求めているかによりますね)

 

ただ、都内の大きな本屋は生き残ると思います。読書家は自分の世界の本だけでは足らず、常に新しい出会いを求めているので、そういった出会いの可能性が電子書籍ストアでは難しいからです。ただ、紙の書籍は見本でしかなくなり、もしかしたら購入すると電子書籍ストアが購入済みのステータスになり、電子書籍端末がネットにつながってダウンロード可能な状態になれば自動的にダウンロードされるというシステムに変わるかもしれません。

 

そして、紙の書籍は愛好家のみが購入するものになるのではないかなと。紙の質感、インクのにおいなど、紙の書籍にしかないものはあります。ただ、それらはきっと愛好家の中での高級嗜好品として高価な価格でやりとりがされるのではないか、と。もしかしたら湿度と温度が完璧にコントロールされた書斎を持っていて、そこには紙の本がずらりと並んでいるという風景がお金持ちのステータスになるかもしれません。

現在、名古屋から帰っております

川崎フロンターレ vs 名古屋グランパスの試合を見た後に伊勢で2日ほど滞在していました。遷宮直前と言うこともあり人がたくさんいたのですが、時間帯を調整したため外宮・内宮とも待ち時間5分程度で正殿にお詣りすることができました。ただ、旅行に行く前から足の裏を怪我していて(今はだいぶマシになってきましたが)、最初の方はほとんど引きずるように歩いていたので、正殿しか行っていません。

 

結構、昔から伊勢に行っているので「伊勢にどうしてそんなに行くの?」と言われるのですが、理由を説明するのはなかなか難しいです(冗談で、実は伊勢で働いている図書館の職員と遠距離恋愛中とか言ったことはありますが^^;)。「どうしてフロンターレをここまで応援しているの?」という問いに似ています。

 

きっかけ自体は非常に単純で……もないんですが、「半分の月がのぼる空」というライトノベルを読んだのがきっかけです。あらすじとしては伊勢市を舞台に繰り広げられる難病を抱えた女の子とのボーイミーツガールストーリーです。一行で終わってしまった(笑)

 

上記のようなことを書くと「ああ、聖地巡礼ね」と納得されます。「聖地巡礼」とは小説・アニメ・ゲームなどの舞台になった実在の場所に行くことで、最近は街おこしにも使われています。茨城県大洗市が震災から人が来なくなったのに「ガールズ&パンツァー」の放映で観光客が戻ってきたことが最近ではニュースになっていました。確かに大きく括ると聖地巡礼と呼ぶかもしれませんが、個人的にはちょっと違うなあ、という感覚を受けています。

 

どこから説明すればわかりやすくなるのか、分かりません。例えば、僕の両親は両方とも生まれ育った場所をいち早く抜け出したがっていました。おそらく、田舎であり祖父母が両方とも教職関連であったということも関係して、プライバシーなどない生活にうんざりしていたのでしょう。父親と母親が両方とも抱いていた早く生まれ育った街から離れ、自立したいという気持ちは祖父母の社会的な立場、世間体の狭さ、それらが生まれ育った街と結合し、形成した物といえるのではないかと考えています。翻って自分はといえば、そのような自分自身を縛る物は何もありませんでした。大金を持っているわけではないですが、食べることも住むことも何も不自由がないということは、世界中の人にとっては非常に羨ましいと思われる境遇なのですが、裏返せば自分自身で語れる「物語」は何一つ持っていませんでした。女の子と付き合ってもそれはどこにでもあるようなこと、受験で失敗しても少しランクを落とせば高校はあるし、そこまでレベルの差が激しいわけではない。

 

上記のような境遇の中で、田舎に住んでいた人が感じていた自分の郷里への苛立ちというのが僕の中では表面上の想像はできるのですが、奥底までは体感・理解できず正直うらやましかった。自分にはそのような境遇がなく、物語がない。語れる歴史なんて何もないということがずっと自分の中でのコンプレックスになっていました。そんな中で読んだ「半分の月がのぼる空」は稚拙な、でも勢いのある文章で伊勢に対する苛立ちとそれでもヒロインのために伊勢を受け入れようとする物語でした。この物語を持って現地に行けば、伊勢という土地が持っている呪い、主人公の苛立ち、そして受容がもしかしたら追体験できるのではないか?(そうすれば、自分のコンプレックスなどたいしたことないことが腑に落ちて、また違った姿勢で自分の人生と向き合えるのではないか?)と思ったのがきっかけです。

 

小説やアニメやゲームなどのフィクションは現実にとっては取るに足らない物だと思います。でも、それらの「if」を受けることで今の自分ではなかった自分を想像することができ、結果、今の自分への受容へとつながります。要はフィクションの中でうまく訓電すれば複数の選択肢の中でたとえ、それが失敗したとしても自分の人生として引き受けることができるようになる、と僕は考えています。

 

と、どこがオチなんだか分からない状態で、そろそろ最寄り駅に着くのでお別れです。

それでは、また。

 

 

半分の月がのぼる空 1 (文春文庫)

半分の月がのぼる空 1 (文春文庫)

 

 

 

半分の月がのぼる空 2 (文春文庫)

半分の月がのぼる空 2 (文春文庫)

 

 

 

半分の月がのぼる空 3 (文春文庫)

半分の月がのぼる空 3 (文春文庫)

 

 

 

半分の月がのぼる空 4 (文春文庫)

半分の月がのぼる空 4 (文春文庫)

 

 

 

クリュセの魚 (NOVAコレクション)

クリュセの魚 (NOVAコレクション)

 

 

 

 

名古屋に来ております

長らく書いていませんでした。川崎フロンターレ vs 名古屋グランパスの試合を見るために名古屋に来ています。

 

多分、昨日の夜に寝ぼけて擦ったんだと思うんですけど、今朝気づいたら、右足の裏が非常に痛い。会社に着くまでは平気かなあと思っていたのですが、着いてから歩くたびに痛みが走る状態になってしまいました。本来は、名古屋に早く来て、間があるから観光がてら行動しようかしらんと思ったのですが、これでは難しい。それよりも明後日から伊勢に行く予定なので、それまでには治ってほしいのですが。

 

今日の仕事を終わらせて(残ったけど)、新幹線に着く頃には痛んで痛んでかなり辛い。新幹線では痛みで眠れず、かといって読書する気にもなれず、酒も飲めずでちょっと辛い一日でした。

 

http://instagram.com/p/ewr594AsQ7/本日の夕食。式年遷宮記念弁当「参りましょう」

 

http://instagram.com/p/ew_ePQgsWt/「参りましょう」弁当の中身はこんな感じ。おにぎりが伊勢ひじき入っていて、さつま揚げに伊勢茶が入っているとのこと。

 

 

 

新潟に来ました(川崎フロンターレ vs アルビレックス新潟)

http://instagram.com/p/dY8ENSgsaA/
ビッグスワンの中。

 

川崎フロンターレvsアルビレックス新潟の試合を見るために新潟に来ています。もう、試合は終わったんですが。試合は1-2の敗戦。昔はとにかくビッグスワンというのは相性が悪いスタジアムで、2006年からサポをやっていて勝利を1回、引き分けを1回しか見ていません。今回の敗戦はそういった相性の悪さとは関係なく、怪我人の多さも相まって、経験不足の中盤がやられまくっただけですが。スタメン級の前線3人、中盤2人が欠けるとさすがに辛い。

 

サッカー自体の話をおいておくと、新潟という場所の特徴として米がうまい、水がきれい、日本酒がうまい、といった食べ物・お酒がおいしいというものがあります。サッカーのスタジアムでは試合の開催日に屋台が並び、おいしそうな食べ物がたくさん置いてあります。中でもお勧めなのがもち豚の串焼きで豚肉のジューシーさと甘さが味わえる一品で、ここに来るときは絶対に食べていた………今年は………糖尿病にさえならなければ………

http://instagram.com/p/dY42tjgsYB/
今年は食べられないので、売店の写真で我慢だ(>_<)

 

それ以外に地方でサッカー観戦(通称:遠征)に行くと、その土地の観光ができるというメリットもあります。ところが、この観光というのが微妙に新潟という土地では難しい。めぼしい有名なところがなく、一度、行ってみたいのは佐渡島なのですが、佐渡島は広すぎるので観光するのだったら、半日ではとうてい回れず。去年なんて映画館に行って劇場版のヱヴァンゲリオンを見るという新潟じゃなくても見られるコースを体験していました。まあ、観光ということを抜きにすれば美味しい寿司を食べることもできるんですが!病気さえなければ!

 

というわけで、病気になった後は観光で特に見るべき場所もなく食べ物がおいしい地方への遠征というのは扱いに困っているわけです。一番、地方遠征で困らないのは広島ですかね。あそこは、市内近くに観光地がそろっているので……

 

というわけで、本日、どうすれば良いか分からず、ひとまずチェックアウトの時間までのんびりしようかなとだらだらしているわけです。新幹線の時間は16時(割引率の高いきっぷをとったらこんな時間になった)。最寄り駅に着くのが19時くらいなので、夕飯を食べて帰って、明日の出勤に備え早めに寝るという意味では良い時間なのですが、いかんせん行動計画がなくて困ります。

 

さて、どうしましょうかね。

シンチ検査を受けてきました

入院中に行った血液検査の結果で、甲状腺ホルモンが過剰に出ているということで、シンチ検査を退院後に追加しておこなってきました。

 

甲状腺のシンチ検査というのは、ごく微量の放射性ヨウ素を摂取して放射性ヨウ素がどの程度取り込まれるかを見る検査で、バセドウ病か無痛性甲状腺炎か見極めようという検査。検査自体はカプセル飲むか静脈注射で打ち込んだ後で、撮影するだけなので楽な検査でした。入院中にやった超音波検査の息を止めながらぐりぐりと機械を押しつけられる方がまだよっぽど辛かった、それでもあまりたいしたことないのですが。(素人なりに検査の被曝量とか半減期を調べようとしたのですが、「放射線、甲状腺」というキーワードでは福島第一原子力発電所の事故関連の情報ばかり出てきたので、調べきれませんでした。ただ、甲状腺検査程度の放射線量ならば特に注意事項はないという感じでした。全身検査になると話は別ですが)

 

最も大変だったのは一週間前からヨード制限がかかったこと。食べられない食品が結構あるんですよ、これ。

 

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《食べられないもの》

  • 海藻類:海苔・昆布・ひじき・寒天・わかめ等
  • 貝類:あさり・しじみ・かき・あわび・貝柱・貝のだし汁・等
  • 魚類:魚類とその加工品(蒲鉾・ちくわ・さつま揚げ・缶詰・干物・塩辛・等)
  • 肉類:内臓の部分のみ(レバー・モツ・砂ずり・ホルモン・等)
  • 人工着色料:チェリー・福神漬・紅生姜・梅干・着色したアメやゼリー等の菓子類・着色したソーセージ等、赤色3号および赤色105号
  • インスタント食品:内容食品が不明なのでなるべく食べないでください
  • こんにゃく:海藻粉末入り・褐色・緑色
  • だし汁:にぼし・鰹節・昆布・いりこ・和風だし・等は使用禁止
  • 飲料:十六茶、昆布茶など
  • 健康食品:容成分が不明なので食べないでください

http://www.noguchi-med.or.jp/admission/limiodin.htm よりほぼ引用)

 

魚介類、海藻類、貝類がだし汁含めてだめになると、ヘルシーと言われている和食を食べるのが非常に難しくなってくる。でも、糖尿病の方ではカロリーが高い養殖や中華はできるだけ回避するという方向性で話し合っている、ということで、かなり詰んでいた状態。大戸屋で豆腐ハンバーグ定食とか食べて過ごしてました。昼飯はコンビニのハンバーグ弁当のハンバーグとごはんを1/3残すということをしていて、ちょっと罪悪感。でも、和風弁当にすると煮物系全部駄目なんで、泣く泣く。

 

で、肝心のシンチ検査なんですが、撮影装置はMRIの装置を想像してもらえばいいと思います。ただし、無音。動いてはまずいので、上半身すまき状態にされます。撮影時間は20分程度。そして、撮影技師(小太りのおっちゃん)の趣味なのかEXILEの曲がかすかに聞こえる音量でずっと流れている。目を開けても目の前は撮影している板が見えるばかりで、まるで棺桶の中にいるよう………5分で寝ました(^^;

 

撮影検査自体はカプセルを飲んでから6時間後、1日後と2回あったのですが、両方とも爆睡する始末。こりゃ、どうしようもないですな。

 

シンチ検査が終わったので、ヨード制限が外れました。しかし、甲状腺機能亢進症の疑いは晴れていないので、まだ運動制限中。検査の結果が出て無痛性甲状腺炎だったとしても甲状腺ホルモンの値が下がらなければ、運動制限はいつまでも続くよなので、まだまだ苦難の道(?)は続きます。