職場復帰まであと1日

会社での夏休み最終日(といっても、こっちは入院したので夏休みを過ごした感覚がまるでなし)に友人と会う約束をしていたのですが、曖昧な約束だったのですれ違ってしまい、しかも、電話しても取らない(おそらく寝てる)ため、日記を書いています。

 

退院後でも息が切れる程度の運動は禁じられているため、全然運動できていないのですが、普通に駅と家の間を往復して少し買い物しただけで筋肉痛になったのは驚きました。入院ってこんなに体力が落ちるものなんだと実感しています。とりあえず、当初の予定どおりのスケジュールで職場復帰していたら、すぐにへばっていたかと思います。

 

退院してすぐと言うことで体力を考慮して、川崎フロンターレvsベガルタ仙台の試合を現地まで観に来れば良いじゃないという誘いを断ったのですが、負けたのでもやもやしています。負けるときはできれば現地で見て、自分の中で納得して次に進みたいタイプなので、もやもやしてしまいますね。

 

まあ、それはさておき明日から職場復帰なのですが、まともに仕事できないだろうなあ、と考えてしまいます。それでも、最善を尽くすしかないですね。うーむ、誰かベホマをかけてくれ。

入院決定〜入院生活まとめ

退院してから一日がたったのですが、すでに夏ばてになりそうです。今日はまだ涼しい方だと思うのですが、これから一ヶ月半くらい、この暑さと闘わないといけないかと思うと少しうんざりします。

 

せっかく10日間(正確には11日目の午前中まで)入院していたので、まとめてみようかなと思います。

 

入院決定まで

今回の入院は糖尿病の合併症検査と教育入院が目的でした。当初は口渇とか多尿とかそのあたりの感覚で教育入院が主な目的でしたが、血液検査の結果、しゃれにならん値だったため、本当は即入院、安静にしなくちゃいけないところをなんとか引き延ばしてもらって先週、今週にしてもらっていました。(先生から若いから何とかなるかもしれないけど、いつ昏睡状態になってもおかしくない値に近いと言われました)

 

それから入院までの間、仕事上やいろいろな活動で関係のある人、家族や親族に状況を話して、入院するために様々な制限(ご迷惑)をかけるワガママを通してもらいました。(いつ昏睡状態に陥るか分からないくらいの状態だということは本当にごく一部、家族や親族にも話していません。特に家族・親族は医者の判断ではなく、素人の独断で決めつけ・動いてしまう傾向がありストレスとなるため話せませんでした)様々な反応があったものの総じて肯定的に受け入れてくれました。周りの人には本当に感謝しています。読んでいただいている皆さんも本当にどうしようもない状況になったときは周りに頼った方が良いと思います。ただ、多くの友人・フロンターレサポ仲間にもなかなか伝えられず、ほぼ全ての人にネット上で話すことになってしまい、ご心配をおかけしました。

 

入院初日まで

入院初日までは自分でも身体のやばさを嫌というほど自覚していたので、自分なりに生活改善に取り組みました。今まで入院したことがなく、どのようなことをするか全く分からなかったため、ネットを見ながら入院生活のあれこれや糖尿病の改善に関して調べました。特に後者の糖尿病の改善方法に関しては、最も重要なことなので重点的にネット、本屋に寄り書籍を立ち読みなど積極的に情報収集に努めましたが、良い面と悪い面がありました。

 

まず、糖尿病というのは自分のようなII型である限り原因ははっきりしています。インスリンの分泌が悪くなったか、インスリンは分泌されているけれども肥満が原因で阻害されるかです。僕の場合、後者なので、単純にいえばダイエットすればいいのですが、その方法は多岐に渡りすぎていて、健康に害があるものも出てきます。しかし、特に書籍でも医者たちが真反対の主張をしている場合があり、素人には判断がつきません。

 

例えば、現在、話題になっている糖質制限ダイエット(糖質の元となる甘いものや炭水化物を抜くことで太らないようにする、その代わり糖質とならない肉などおかずでおなかを満たす)がありますが、これは糖尿病の改善に関しても同じことを提唱している医者もいます。入院してから学んで、今では個人的に糖尿病の改善に糖質制限ダイエットを過度におこなうことは間違っている、と考えています。それは、糖質制限をおこなっても脂質等を過剰に摂取すれば別の病気を呼び込むため、また、糖質制限をおこなうと脂肪からエネルギーを変換しようとし、ケトン体が過剰に排出されるためです。しかし、入院するまではいろいろな情報が氾濫しすぎていて、自分の中で判断がつきませんでした。

 

入院生活

 

入院生活は最初6人部屋が満室だったため、3日ほど個室→4人部屋で過ごし、1週間6人部屋で過ごしました。

 

過ごしてみて、どうしても苦手な人はいるんだな、ということを学びました。例えば、僕は看護師・医者が自分の思い通りに動かないと文句を言う、説教する、陰口を言うという人はどうしても苦手でした。例えば、採血に一度失敗したことや夕食後の薬の量の変更があると伝えられたのに夕食一時間前になっても具体的な指示が看護師から降りてこない場合に文句、説教、愚痴を吐く人がいて辟易しました。僕の中でミスするのは仕方ないし、病院はホテルではないので、生命に直結する危険でない限り次うまくやればいいじゃんと思うタイプなのですが、どうもそう思わないタイプもいるみたいで、そんな言葉が聞こえるたびにストレスになっていました。あと、6人部屋では絶えず誰かのベッドに看護師・医者・お見舞い客がいるので絶えず音が聞こえるのもちょっと嫌だなと感じていました。

 

甲状腺ホルモンの問題があるので、それほど運動もできず、ストレスが出てきたので友人のお見舞いなどは非常に助かりました。心配してくれる人がいるんだなあ、と実感できたのも素直にうれしかったです。

 

ただ、個室より4人部屋の方が孤独感は感じないですむので、個人的には次回、入院するとすれば4人部屋にできるようにお金を貯めていきたいと思います。

 

ちなみに同室の人とは本当に必要最小限の雑談程度しかしませんでした。年代が離れていたこともありますし、特に合わない人とは会話しない方が精神衛生上、良い。カーテンさえしっかり閉めておけば、話しかけてくる人は(仲良くならない限り)いないです。同室の人にどう思われるか、とかいろいろあるかもしれませんが、病院には自分の病気をよくするために行っているのであって、小学校のようにみんな仲良くしようねという場所ではないので、そのあたりは気にしない方が良いと思います。

 

そのほかの病院、医者、看護師、栄養士、薬剤師への不満は特にありません。建物自体は古かったですが、中に入っている医療用機器は最新のものがそろっていましたし、皆さん、よく働かれるなあと感心していました。あと、栄養士の作る献立はすごいですね。ほとんど運動していないのにバランスがとれた食事で体重が増えもしなければ、減りもしない献立を出してもらいました。正直、あの食事環境だけは用意してもらえたら本当に助かるのに。今はタニタ食堂くらいしかないのでしょうか……

 

あとは糖尿病病棟なので合併症を発症している人も入院していて、神経症・網膜症・腎症全てそろうとこうなるんだという人も見られたのも入院の効果ですかね……いや、あれは辛い。絶対ならない。

入院で役だった物、役立たなかった物

入院で一番役立った物は防水型腕時計でした。特に一日一回、20分しかシャワー室が使えなかったのですが、めがねを外すとシャワー室にかかっている時間が読めなかったので、すぐに時刻を確認できる腕時計は本当に便利でした。また、病院では意外に検査、自己血糖測定などで規定の時間にやらなければいけないことが多く、空き時間も細切れだったため、時間を気にしなければいけない場面が多く、本当に助かりました。ちなみにベッドで寝ているときはベッドの手すりにくくりつけていました。

 

他に役立った物はフェイスペーパーです。気分を変えたいときや顔などがべたべたしているときにさっと拭けてさっと捨てられたので、便利でした。用途が違うかもしれませんが、ついでにウェットティッシュ代わりにも使っていたので、一石二鳥でした。

 

あと、切り離せるノート。予定外で、どこかに行かなければいけない場合に「どこどこへ行っています」という紙を用意して、枕元においておくと看護師さんが安心するようで非常に好感度が高かったです。近くの場合は呼びに来てくれましたし。

 

持ってこなくて失敗したな、と思ったのが爪切りと耳かき。そんなに長い時間でもない、ちょっとした空き時間がたくさんあるため、そのときにやれれば良かった。なんとなく気になる物なので。

 

僕は平気でしたが、財布を手に持って歩くのに抵抗がある人は小さなバッグを持ってきた方が良いかもしれません。また、大量に書類をもらったりするので、クリアファイルはあった方が良いと思います。

 

持ってきたものの役立たなかった筆頭はBOXティッシュ。衛生関連上のものはウェットティッシュで事足ります。ただし、糖尿病以外の場合は仲良くなった人がお菓子を配ってくれるなど必要になるケースはあるかもしれません。鼻水が出る人なども。

 

あと、S字フックもそんなに使いませんでした。小さなゴミ箱がベッドごとに常備されていたし、ペットボトルのゴミは少し歩けばゴミ捨て場があったので。これも手術などでほとんど動けない場合は必要になるかもしれません。

 

繊細な人は耳栓を持って行った方が良いかもしれません。僕自身は他の人を悩ませる立場なので、全くいりませんでしたが。

 

他には

僕が入院していたのは大学病院で看護学部も併設されているので、看護学生もついて勉強していました。一生懸命勉強し、一生懸命患者とコミュニケーションを取ろうとする姿には感動しました。何せ、僕の「何でもそうだけど、人間は世界が変わるとストレスがかかって放り出したくなる。でも、放り出すと何か大きなきっかけがない限り一生その世界には苦手意識がかかる。例えば、算数の世界から数学の世界に変わったときに放り出すと、一生数学が苦手になるみたいに。だから今までやってきたことと違うことをやるときに、違うことをやるのが辛いんだったら放り出さない方が良いよ。その他のことが辛いんだったら放り出して逃げ出した方が良いときもあるけど」とかそういった言葉にも真剣に聞いてくれるので。他のおじいちゃんだったら話を聞いていれば良いけど、僕は問いかけながら話す形式だし、介助とかも必要ないのでやることないし大変だったのではないだろうか……

 

最近は合理的という言葉がもてはやされ、合理的でない顧客を見ようとしない人も増えてきたように感じます。でも、病院という場所は死に近い場所なので、どうしても死を考えざるを得ない光景に遭遇する(全身チューブにつながれている患者が運ばれるところなど)ケースがあります。入院している人も社会人としての仮面が少しはがれ、エゴが少しずつ見えてきます。合理的には全く進まず、理不尽なこともたくさん起こります。看護の基礎的な実習もありますが、そのような色々な人がいるということを全身で学んでいる看護学生は僕にとって新鮮でした。

 

最後に

かなり長文になってしまいましたが、入院生活では自分の身体に関する学び、放っておくとどうなるか実例が目に見えて分かってしまう、という意味で非常に意義がある物でした。また、全身検査をして甲状腺の問題が分かったのも思わぬ収穫でした。なので、治療と同時に一部人間ドックにかかれると思えば、悪い物ではないです。

 

退院できたと言っても、完治はしない病気なので、一生続けていかなければいけません。しんどいですけど、たぶん糖尿病で入院しなければ、生活改善しようとするきっかけがなかなか起きなかったと思うので、それは本当に良かったと思っています。

入院11日目(退院日)

入院11日目で本日退院。入院したときにリストバンドをつけるのだが、それが外れるのかと思うと感慨深い。

 

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入院中の証であるリストバンド。今日で退院なので、お別れです。

 

早めに起きて、最初にシャワーを浴び、身支度を調える。同部屋の人に挨拶をし、朝食を食べる。病院での三食は楽だったなあ、何も考えないでもエネルギー量や栄養バランスが考えられた食事が出てきたものなあ、としみじみ思いながら食べる。

 

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入院11日目、そして退院日の朝食。今回の入院生活最後の食事。ご飯、いんげんのお浸し、茄子の味噌汁、高野豆腐の揚げ煮。そういえば、大学時代に茄子が嫌いな人気者がいたな。

 

それから、先生の説明まで時間があったので、自己血糖測定の結果(グラフ)を最終チェック。目盛りは内緒にしておくけれども、この10日間でトレンドがぐんと下がって正常値の範囲内に入ってきた。薬のおかげなんだけど、これから運動療法をやっていって、もっと正常化させないと。その前に甲状腺ホルモンの値を正常化させないといけないんだけどね。

 

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先生の説明を聞いて、病院に紹介してもらったかかりつけの医者への結果報告を預かって終わり。入院費を支払って、外に出る。ありがとうございました。

 

その後は、暑いなか家まで帰り、(気温という面では快適な病棟にいたので、かなり辛かった!)少し休んだ後に外に出る。目的として薬局に行って、低血糖対策として液体状のブドウ糖を買うことだったんだけど、駅の近くの薬局ではソフト固形タイプのブドウ糖しか売っていなかった。しかも、かなり大きかったため、購入は断念。目的は出先・家の中で低血糖を起こしたときの対処だからなあ。今の状態ではほぼ起こりようがないと言われているけど、一応、念のために常備はしておきたい。

 

次に本屋によって、糖尿病関連のコーナーを探しておく。しかし、入院前と同様に役立ちそうにないなあと思う。まず、「これをすれば糖尿病は治る!」とか言っている書籍はほぼ信用できない。糖尿病食用のレシピもあるけど、料理できないし、単品単品のレシピで組み合わせがよく分からない。そして、食品交換表はもっと分からない……

入院中に聞いた主食・主菜・副菜があり、副菜が豊富にあるものを基準に考えよう。甲状腺の検査もあるので、お盆まではヨード制限もしていかないとなーと思いつつ大戸屋へ。

 

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退院後、最初の夕食。大戸屋、豆腐ハンバーグ定食、ごはん少なめ。約8単位、ヨード制限問題なし、食塩3g。

 

大戸屋に行って野菜多めの豆腐ハンバーグ定食があったので、それにする。海藻類がなく、赤身、青身魚も使っていないし、オッケーなんじゃないかと。

 

とりあえず、退院したので今日はゆっくり休みます。おやすみなさい。

 

入院10日目

入院10日目になった。明日退院になったので、ここにいるのもあと一日。荷物の整理をしなければ。今日、明日のToDoを書き下していったら、結構あった。特にヨード制限食に関して、外食をどうすれば良いか調べたんだけどよく分からなかった。そういえば、よくよく考えてみれば、病院には栄養士っていうプロがいるんだよな、と考え直し面談予約。午後に来てくれるとのこと。こういうときは入院して良かったなと少しだけ思う。(外来で来たら、たぶん待たされるだろうからね)

 

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入院10日目の朝食。ご飯、なます、巻き玉子、タマネギの味噌汁

 

朝食はずっとごはんにしているのだけれども、何故だか最初はパン食が来た。間違っているけどパンでも良いかなあと思いメニューを見てみると、コッペパンを小さくしたようなパン3個、マーガリン、大根サラダというメニュー。パン3個のボリュームがかなりあり、これを食べきるのは相当なパン好きじゃないときつそう。相当ぱさぱさに見えてカロリー抑えめにするために、作るときのバターを少なめにしているんだろうな、きつそうだなと感じてしまった。なので、看護師さんに伝えて変更してもらう。

 

それから、退院のための準備を始める。まずは大量に持ってきた本をほとんど全て段ボール箱に詰め込み宅急便で自宅に配達。どうせ洗濯する時間があるのだから少し量が少なかったけど、洗濯・乾燥も済ませる。それから持ってきたスーツケースの中を整理し、昼の自己血糖測定をしたら、もうお昼。社会復帰……できるか?僕。

 

掃除のおばさんに退院がすぐだということでおめでとうと言ってもらった後、看護師さんの仕事は大変だから短い時間だけど癒やしてあげてね、と言われる。あの、僕、患者なんですけど……

 

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入院10日目の昼食。ご飯、ほうれん草の胡麻和え、蒸し鶏の中華風あんかけ、バナナ

 

お昼ご飯の量が結構多くて、苦労して食べ終わったー!と思ったらバナナが残っていた。「そんなバナナ!」なんてつまらないギャグを脳内で発しつつ、食べ終える。さて、ちょっと休んでヨード制限食に関して栄養士に相談しよう。

 

 栄養士に相談した後、同室に三大合併症フルセットのおじいちゃんが入ってきた。こいつはすごい。ベッドに寝かせるのも一苦労。目が見えないし、説明を聞いていてもなかなか理解できないみたい。足の感覚がほとんどなく、どちらの足首を掴まれているかもわからない。進行して合併症が発症するとああなるのか……ということを本当に実感する。あれは本人もきついけど、周囲も医療費で大変だろうなあ。あそこまでならないように早く生活改善して、普通に暮らせるようにしないと。

 

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入院10日目の夕食。ご飯、かぶの酢の物、キャベツの和風和え、焼き豆腐のそぼろあんかけ、すまし汁

 

最後の夕食は焼き豆腐のそぼろあんかけがメイン。最後の夕食なので、ゆっくりゆっくり食べる。

 

終わって主治医と会話。検査結果に関して、データで見せてくれると言ったけれどもワガママを言って画像を見せてほしいと頼んだ。せっかく超音波検査をしているのに、画像を見ないで帰るなんてもったいない。ワガママを快く聞いてくれて、部屋を用意してくれるらしい。感謝。

入院9日目

入院9日目の朝。血圧がちょっと高めでシャワー浴びた直後だからじゃないの?ってこと。次に血圧を測る際には安静時にしてほしいとのこと。なので、気にしても仕方ないか。

 

 

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入院9日目の朝食。ご飯、キャベツのお浸し、味噌汁、オムレツ、味付け海苔、牛乳

明日で入院日2桁台突入と思うと、短いなとも思う。普通の夏休みだったら、今日で終わりだもんな。退院日がそろそろ確定すれば良いんだけど。

 

午前中に主治医の先生とお話。退院日が8/1になるとのこと。予定より4日早い退院になる。明日、退院のための準備を進めていかないと。

 

ただ、甲状腺ホルモンの値に関しては退院後に検査が必要なので30分程度のウォーキングで済ませるように、とのこと。駅前で食べ終わった後、少し遠回りして帰れば良いんだけど、どうしようかな?あと、問題が甲状腺ホルモンの検査のために1週間ヨード制限をしなければいけない。ヨード制限で食べられない食べ物は海藻、貝類、魚(赤身、青魚)、昆布だしの汁物、練り製品(かまぼこ、ちくわ)、内臓系の肉、豆乳、ドレッシング、ゼリー、プリン、アイスクリームなど。逆に食べて良い食品はキノコ類、芋類、ごはん、パン、緑黄色野菜、豆類、肉類……特に海藻の禁止は手軽に低カロリーでボリュームを増やせなくなるので、結構痛手。

 

11:40より運動療法の説明。恒常性ホルモンの問題が治ったら入院前の1ヶ月の運動を続けてください、という結論で、新しく知識は何一つ得られなかった……

 

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入院9日目の昼食。ご飯、ちんげん菜の和え物、肉団子の野菜煮、洋梨

 

その後、お昼ご飯。そういえば大学時代、友人の家に泊まったとき、そこのお母さんから洋なしをもらったんだけど、「よく、洋なしなんておいしくないものが食べられるね!」と言われながらもらったので、なんというか微妙な気分になったことを洋なしを見るたびに思い出す。

 

午後は借りた逆転裁判を始めてみたんだけど、逆転裁判っぽい感じが随所に出ていて、おもしろい。

 

今日の糖尿病教室は運動療法に関して。一般的な話がほとんどなので(有酸素運動に筋トレを少し混ぜていく)、あまりメモしなかった。ので、今日のメモはなし。運動強度をすごく上げるのではなく、少しきついかな程度の運動を長くやっていくのが重要という一般的なお話なので。(血糖コントロールがまだできていない場合や僕のように甲状腺ホルモンの値が高いなど運動療法に注意が必要な人がいるので、かならず開始する前にお医者さんに聞いてください)

 

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入院9日目の夕食。春雨サラダ、ポークカレー

 

夕食はカレーだったんだけど、がっつくと良くないのでゆっくり味わいながら、食べる。ゆっくり食べるためには、ルーとごはんは分けながら食べた方がいいなと感じる。ルーがかかっていると、ご飯がやわらかくなって、しかもカレーなのですぐに飲み込んでしまうのだ。難しい。

 

明後日の午前中に退院予定なので、明日は身の回りの整理をしないと。なので、明日は日記が短めになるかもしれません。

入院8日目

入院8日目の朝。細かい雨が降っている。雨が降っているということをしるためにどうすればいいか?雨が降っていることを見ること(直接的な確認)、地面が濡れている、傘を差している人がいることを見ること(間接的な確認)、間接的な確認は当然、直接的な確認よりも信頼度が低いということを忘れてはいけない、ということをどこかの本で読んだような気がするのだけれども、何の本だったっけな……

 

今日は朝食前に採血があり、採血の間ドタバタしているとシャワーの予約が埋まってしまうため、朝1でシャワーの予約をする。血管が細くて採血するのに苦労をするため、いつも同じような場所になってしまい、内出血中。亡くなった母親も入院していたとき、そうなっていたので、これは入院している際の性かと思う。血管が太い人はいいね。

 

朝食に塩鮭が出た。当然、かなり塩分控えめにしているんだけれども、これを外食や家庭で再現するのは難しくないかなと思う。

 

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入院8日目の朝食。ご飯、タマネギの味噌汁、かぶの甘酢、鮭甘塩焼き、牛乳

 

入院した当初は「糖尿病、大変だね。ろくに食べ物が食べられないんでしょう?」と心配されていたが、最近は「いいもん食いやがって」というやっかみがくるようになった。思わず笑ってしまったんだけれども、健康的な食事=良いもの(贅沢)になってしまっている時代なのかもしれない。

 

主治医の先生から本日の採血の結果を加味して、検査結果をお知らせしますとのこと。どきどき。投薬の結果、なだらかに血糖値は下がっているので、あとは合併症の兆候に関してか。

 

人体模型(血管とか神経とかが見られる奴)の3Dモデルソフトを落としてきた。たしかに足には血管が広がっているねえ。

 

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入院8日目の昼食。ご飯、さわらの塩焼き、茄子の和え物、白菜の炒め煮、オレンジ

 

諸事情あって昼食を食べる時間が遅くなってしまったので、ちょっと急いで食べてしまった。反省。

王位戦、羽生さんvs行方さんは矢倉、脇システムで進行中。まだまだ定石の範囲内。ここからどう進んでいくのかなあ。たぶん、羽生さんの攻めを行方さんが受けきれるかどうかの話になると思うけど。

 

主治医の先生から話があり、やはり甲状腺ホルモンの値が高いとのことで、そのため、激しい運動は今やらないでください、と指導された。自分の人生の中で、息が切れるような激しい運動をしないでください。軽いウォーキング30分が限度とか言われたのは初めてなので、本当に困惑している。

 

その後、友人が面会に来た。逆転裁判5や先崎先生のコラムなどを貸してもらった。いろいろお話をして、お互い健康に気をつけようと言うことで別れる。状況が状況で、あまり歩き回るわけにはいかないので、こういう面会は気分的に本当に助かる。糖尿病教室は面会を優先したためお休み。主治医の先生も帰ってしまったし、悪いことした気がする。明日謝っておこう。

逆転裁判5

逆転裁判5

 

入院する前は仕事関連のことを考えられるね、とか、仕事関連の復習ができるねということなどを言われたり、そう思っていた時期もあったけど、実際に入院してみるとそんな感覚はなくなっている。精神的に疲れるので、仕事関連に頭のリソースを向けることができない。

 

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入院8日目の夕食。ご飯、スライストマト、もやしのそぼろ炒め、鶏肉の甘酢あんかけ、かき玉汁

 

入院8日目を過ぎようとしている。やはり健康が天秤にかかっているので、病室というのは人のエゴというのが前面に出ている空間だ。看護師というのは感情労働なんだなというのを本当に実感する。そして、そのエゴの余波を精神的に受けているので、身体的には健康なんだけれども、精神的には少し疲れているのかもしれない。

 

明日は検査なし、自己血糖測定のみなので、ゆっくりしようかな。

入院7日目

入院7日目。予定通り行けば、本日が終わればちょうど折り返し地点。予定通り行けばいいなあ。来週、今週受けた一通りの検査結果を聞く予定なので、そこまでは分からず。少しもどかしい。

 

懸案だった深夜0時と深夜3時の血糖値測定(寝ている間に針を刺されて、血糖測定される)はどちらとも直前に目が覚めたので、自分でやっちゃいました。深夜0時は怖かったから目覚めたと思うんだけど、深夜3時は同室の人が「ふざけるな!」とか寝言で叫んだので目が覚めてしまった感じ。起きている間もいろいろと愚痴や文句を言う人なので、夢の中でも大変だなーとか思った(のはある程度、時間がたってからで、起こされた直後はちょっと腹が立った)。そして、やっぱり細切れ睡眠なんで少し眠い。

 

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入院7日目の朝食。ご飯、納豆、ナスの味噌汁、切り干し大根の煮付け、ふりかけ……納豆とふりかけ?同時に食べるの?

 

朝食に納豆、ふりかけがついてきて、これを同時に食べるのかと思ったり。僕は初めて納豆とふりかけを同時に食べたのですが、他の人はそんなことをしているんですかね。

 

朝食を食べた後、シックデーの説明。糖尿病患者は免疫能力が少なくなっているので、病気にかかりやすく、重篤化しやすいとのこと。また、細胞がブドウ糖を取り入れる能力がさらに弱るため、血糖値も上がりやすいとのこと。休むほどの熱ならば、病院に来いってことかな。今日は一日血糖やら叔母の見舞いやらで夕方くらいまでどたばたしそう。暇を見つけて、日記とかを書いていこうかなと思います。

 

洗濯をしながら、数学ガールの「ゲーデル不完全性定理」を読み直しています。第6章のε-δの部分でちょっと理解が追いついていないので、読み返している最中。この本の主人公である《僕》もここでつまづいている(数学にではなく人生に)ので、なぜか親近感を持って読み直しています。なぜ、僕の周りにはテトラちゃんがいないのかしら?

 

数学ガール ゲーデルの不完全性定理 (数学ガールシリーズ 3)

数学ガール ゲーデルの不完全性定理 (数学ガールシリーズ 3)

 

その後、洗濯物を取り込み、昼食を食べました。

 

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入院7日目の昼食。ご飯、野菜サラダ、若鶏のスープ煮、キウイフルーツ

 

疲れてきたけど(あまり眠れていないので)、今日は昼寝もできそうにないなあ。(こんなこと言っていて、社会復帰できるのかしら?)

 

叔母と従妹が見舞いに来た。僕の病気にかこつけて従妹にも「健康に気をつけなさい」と口酸っぱく言うので、ちょっと従妹がいやがっていた。まあ、とりあえず若いうちに保険には入っておいた方が良いよ、と言っておいた。年取ったり、倒れてからだと、とたんに入りづらく、かつ保険料が高くなるから……病院の喫茶室で無糖アイスティーを注文したのに、ガムシロップが入っていて注文したのに飲めなかった。退院してからの生活でも気をつけないと。

 

http://instagram.com/p/cTc7KtgsYK/
入院7日目の夕食。ご飯、小松菜の辛子和え、白菜の酢の物、親子煮、すまし汁

 

自己血糖測定も本日あと3回。明日の検査は早朝の採血のみ。明日午後は友人が見舞いに来る予定。やっぱり友人が見舞いに来ると自然な形で応対できるので、本当にありがたい。

 

そういえば、来週水曜日のフロンターレの湘南戦は市制試合で、西城秀樹が来てYMCAを歌うんだよね。毎年、現地で見ていたので、今年は見られないのかと思うと本当に残念。