シンチ検査を受けてきました

入院中に行った血液検査の結果で、甲状腺ホルモンが過剰に出ているということで、シンチ検査を退院後に追加しておこなってきました。

 

甲状腺のシンチ検査というのは、ごく微量の放射性ヨウ素を摂取して放射性ヨウ素がどの程度取り込まれるかを見る検査で、バセドウ病か無痛性甲状腺炎か見極めようという検査。検査自体はカプセル飲むか静脈注射で打ち込んだ後で、撮影するだけなので楽な検査でした。入院中にやった超音波検査の息を止めながらぐりぐりと機械を押しつけられる方がまだよっぽど辛かった、それでもあまりたいしたことないのですが。(素人なりに検査の被曝量とか半減期を調べようとしたのですが、「放射線、甲状腺」というキーワードでは福島第一原子力発電所の事故関連の情報ばかり出てきたので、調べきれませんでした。ただ、甲状腺検査程度の放射線量ならば特に注意事項はないという感じでした。全身検査になると話は別ですが)

 

最も大変だったのは一週間前からヨード制限がかかったこと。食べられない食品が結構あるんですよ、これ。

 

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《食べられないもの》

  • 海藻類:海苔・昆布・ひじき・寒天・わかめ等
  • 貝類:あさり・しじみ・かき・あわび・貝柱・貝のだし汁・等
  • 魚類:魚類とその加工品(蒲鉾・ちくわ・さつま揚げ・缶詰・干物・塩辛・等)
  • 肉類:内臓の部分のみ(レバー・モツ・砂ずり・ホルモン・等)
  • 人工着色料:チェリー・福神漬・紅生姜・梅干・着色したアメやゼリー等の菓子類・着色したソーセージ等、赤色3号および赤色105号
  • インスタント食品:内容食品が不明なのでなるべく食べないでください
  • こんにゃく:海藻粉末入り・褐色・緑色
  • だし汁:にぼし・鰹節・昆布・いりこ・和風だし・等は使用禁止
  • 飲料:十六茶、昆布茶など
  • 健康食品:容成分が不明なので食べないでください

http://www.noguchi-med.or.jp/admission/limiodin.htm よりほぼ引用)

 

魚介類、海藻類、貝類がだし汁含めてだめになると、ヘルシーと言われている和食を食べるのが非常に難しくなってくる。でも、糖尿病の方ではカロリーが高い養殖や中華はできるだけ回避するという方向性で話し合っている、ということで、かなり詰んでいた状態。大戸屋で豆腐ハンバーグ定食とか食べて過ごしてました。昼飯はコンビニのハンバーグ弁当のハンバーグとごはんを1/3残すということをしていて、ちょっと罪悪感。でも、和風弁当にすると煮物系全部駄目なんで、泣く泣く。

 

で、肝心のシンチ検査なんですが、撮影装置はMRIの装置を想像してもらえばいいと思います。ただし、無音。動いてはまずいので、上半身すまき状態にされます。撮影時間は20分程度。そして、撮影技師(小太りのおっちゃん)の趣味なのかEXILEの曲がかすかに聞こえる音量でずっと流れている。目を開けても目の前は撮影している板が見えるばかりで、まるで棺桶の中にいるよう………5分で寝ました(^^;

 

撮影検査自体はカプセルを飲んでから6時間後、1日後と2回あったのですが、両方とも爆睡する始末。こりゃ、どうしようもないですな。

 

シンチ検査が終わったので、ヨード制限が外れました。しかし、甲状腺機能亢進症の疑いは晴れていないので、まだ運動制限中。検査の結果が出て無痛性甲状腺炎だったとしても甲状腺ホルモンの値が下がらなければ、運動制限はいつまでも続くよなので、まだまだ苦難の道(?)は続きます。