文化祭

2週連続で文化祭に出かけていった。1つ目は米澤穂信さんの講演会があったので、中央大学の学園祭へ。

 

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米澤穂信講演会直前。すでに満員気味。

 

謎と小説〜ミステリができるまで〜という題名だが、どちらかというと技術寄りの内容ではなく、米澤さん自身の人生を振り返るお話。その他、質疑応答が長時間活発に行われ、米澤さんは全てにある種、誠実に答えていた。(《古典部》シリーズで奉太郎とえるは最終的にくっつくのでしょうか?という質問に対して、著者がそれを答えるわけにはいかないでしょう(笑)と軽くかわしたり、相手の気分を害さないように質問に答えていく姿が印象的だった)

 

終わった後にキャンパスを回ってみた。中村憲剛の母校で、おそらく彼もここを歩いていたときがあったんじゃないかな、と思ったからだ。講演会終了に時間がかかったので文化祭の終わりの気だるい雰囲気がそこかしこに見られた。そして、お客さんを楽しませようと言うより自分たちが充実感を得たということを優先しているんじゃないかという内輪向けの空気が流れていて、いたたまれなくなってさっさと帰ってしまった。

 

そして、昨日は友人が勤めているインターナショナルスクールの文化祭に行ってきた。

 

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高校生によるパフォーマンス。うまいねえ。

 

インターナショナルスクールに初めて行ったので、どんな雰囲気の文化祭なのか分からなかったんだけど、これがなかなか良かった。ハロウィンの延長のような感じで教職員や生徒が仮装しているんだけど、大学の学園祭にありがちな客寄せのために可愛い子に着せてみましたという感じは皆無で、みんな、この空間を楽しくしようとしていたのが非常に好印象だった。なんというか、良い意味で健全だなあ、と感じていた。

 

双方共に来てくれたお客様のためにという部分と自分たちが楽しいということを両立させながら企画を立てているということは一致しているのに、なぜこうも受ける印象が違うのか。そこにはコミュニケーションに関する今までの体験とかが関係してくるのか、などなど考えることが多い一日でした。